誤嚥性肺炎と口の中
最近の死亡率でじわじわと上がっているのが、肺炎です。
肺炎の中でも、一番多いのが、誤嚥性肺炎。
口腔内のものが、食道へ行かずに、気管に誤って入ってしまい、気管の先の肺が炎症を起こしてしまう病気。
実は、寝ている間や、何も食べていない時に、自分のツバや、飲み込んだと思っていた食べ物が、知らぬ間に、気管へ行ってしまうことが多いのです。
口の中は常在菌が多数存在しています。
また、飲み込む力が弱った方は、喉に、飲み込んだはずの食べ物が、引っかかっていることがあります。
なので、口の中を日頃から清潔に保つということは、大変、大切なことです。
何も食べていないから、歯を磨かないというのは、間違いです。
上にも書いた通り、多数の菌が口の中にいます。
それらが、繁殖を続けると、不潔ですよね。
なので、食べなかった時も、うがいだけでも良いので、口の中を綺麗にしましょう。
高齢者は特に唾液の分泌も少なくなっていますので、乾燥しがちです。
うがいをするだけでも、潤い、菌の数も減ります。
できれば、3ヶ月に一回は、歯医者さんへ行って、クリーニングをしてもらうと良いでしょう。
入れ歯を装着している方は、入れ歯の洗浄も毎日しましょう。
口の中は、食べ物が通る道なので、いつも綺麗にしておきましょう。
なるべく子どもの頃から、清潔な口の中を保つようにしましょう。